かつてユグドラシル(世界樹)は、ボロボロになりながらも、決して「一本の木としての命」を絶やすことはありませんでした。
自身の幹の奥深く、ホッドミーミルの森に小さな命を匿い、外の業火から守り続けていたのです。
それは世界がエゴに飲み込まれていく中で、ただ純粋な慈愛のみを抱き続けた、静かなる抵抗の証のようでした。
そして月日は流れ、その再生の地に平和を象徴とするオリーブが、鳩によって運ばれてきます。
そのとき、二つの木は本来同じ種類であったということが明かされました。
過去を耐え抜いた幹(ユグドラシル)に、未来を芽吹く平和という枝葉(オリーブ)が重なり合うときこそ、ひとつの森が成りたつのです。
ここは、世界樹の幹のように弱さも痛みも等しく抱擁される場所です。 何かに追われることも、誰かに評価されることもありません。
ただ、ありのままの自己として呼吸するための静かな森です。
いずれオリーブの木が訪れることを待ちながら、オリーブの木を運ぶことも出来るように。
そんな願いを込めて、Yggdrasil & Olive と名付けました。